娘の病気が発覚してから約1年3ヶ月が経過しました。
数え切れないほどの方からのご支援を頂戴し、12月5日、心臓移植手術を受けることができました。
皆様、本当にありがとうございます。
手術の日の朝、『ドナーが現れたかもしれない…』との報告を受け、娘は絶食して待機し、我々両親も緊張の面持ちでおりました。
次々に行われる検査を終え、夜8時頃より手術が開始され、終了の報告を受けたのは明け方でした。
思い返せば、病気が発覚した当初は、夫婦共々絶望の日々を過ごしておりました。
そのような中で、非常に門戸が狭い渡米しての心臓移植を実現できたのは、皆様方からの温かい励ましのお言葉、ご支援があってこそと存じます。
また、何度も何度も逆境を乗り越えてきた娘を、我が子ながら称えてやりたいと思います。
手術後に面会した娘の小さな体からは、新たな心臓の鼓動が見た目にもはっきりと確認でき、非常に不思議な感覚にとらわれました。
術後の容態に関しては、まだ不安定で人工透析など複数の治療を続けておりますが、少しずつ回復傾向にあります。
いくつもの壁を乗り越えてきた娘は、今回もきっと乗り越えてくれると信じております。
近い内に、皆様に笑顔で過ごす娘の姿をご報告いたします。
また、臓器提供を頂いた方のご冥福をお祈り申し上げますと共に、悲しみの中で臓器提供を決断されたご家族のご決断に、心より御礼申し上げます。
頂いた新たな命を我々家族が一丸となって、大切に大切にして参りますことを約束いたします。
ご支援頂いた全ての方に、改めて心より御礼申し上げますと共に、引き続き術後の経過治療を、精一杯頑張って参ります。
大林謙一・奈央